幸福はいつもそばに
今日の朝、LINEで解雇を通知された。
いや、大事な連絡だから文字に残した方がいいというのは分かる。
だけどLINEである必要ってあったのか?せめてメールとか。そのあとに電話でも伝えるとか、してくれても良かったのではないか。こんなもんなのかなぁ。あっけないな。
ということで今私のLINEのメッセージ一覧は
・ゾゾタウンのセール情報
・解雇通知
・デートの誘い(←失礼なやつだから既読スルーしてる)
・かかりつけ医からのワクチンのお知らせ
という並びになってる。
人は死の瞬間、人生が走馬灯のように駆け巡るというが
無職になった瞬間もそれまでの仕事での思い出が頭の中を駆け巡る。
これは無職を言い渡された人にしか経験できない無職専用の走馬灯なので私はとても貴重な経験ができたんだと、とても誇らしい気持ちになった。
とりあえず午前中は残っている仕事を消化して午後は早速ハローワークに行った。
保育園の送り迎えが可能な時間に働こうとするとかなり仕事が制限される。そんな中で1つだけ条件を満たした仕事があった。私はすぐに窓口へ行き、担当者に「この仕事、お願いします!」と求人票を差し出した。
担当者はすぐに求人先へ電話してくれた。
「すみません・・先ほど、採用が決まったそうで・・」
本当に私はツイていない人間である。
とりあえず第二希望の仕事先に面接の予約を入れてもらい、とぼとぼと歩いて帰った。
帰り道、少し冷たい風が吹いて、私はふと上を見上げると看板が目にはいった。
その文字を見た瞬間、なんだかホッとした。
明らかに他とは違う建物なのに今まで気づかなかった。
守護霊インタビュー!と書いてあるポスターが何やらハッピーな感じで並んでいた。
なんだか励まされた。
まだまだやれる。頑張ろう。
でも、無職だから特にやることもない。
さて、どうしようかなぁ。