私の教訓
先日、母から「一緒に暮らさない?」と言われた。
というのも弱っていた時に電話がきて、話しているうちにめずらしく私が弱音を吐いたからだと思う。その言葉は嬉しかったけど、今じゃなくて3年前の離婚した時に欲しかったな。
当時の荷物といえば子供たちとかばんひとつだったけど、今はもう自分たちで暮らして3年くらい経ち、家具家電はもちろん子供達があんまりにも大事そうにするから捨てられない変なおもちゃだって山ほどある。
それに現実問題、たまに実家に泊まりにいっても寝返りできないようなスペースで寝てるのに一緒に暮らすイメージがわかない。笑
電話が終わった時、ちょうど長男が横にいたので
「おばあちゃんが一緒に暮らす?だって」といってみたら戸惑いながら嬉しそうな顔をしたけど「勉強しなさい」とか「ゴロゴロばっかしないの」とか、「ゲームしすぎ!」って怒る人がたくさん増えるね。って言ったら「ぜーーーったいやだね!!!」と生意気そうな顔したので「やっぱ今が最高だよね」って二人で笑った。
3年前、離婚してから1ヶ月だけ実家にお世話になっていた。だけど両親が家を空ける時はどこか泊まれる場所を探さなくてはいけなくて。それは子供が高熱を出していた時も同じ。お金もそれほどなく、高熱の息子を抱えて久留米の安くて埃っぽいホテルのシングルベッドで3人で寝た。ご飯もイオンで100円もしないカップ麺のうどんにお湯を多めに入れて、なるべく薄い味にして3人で食べた。
ねえ、これはちょっと思い出すだけでひどすぎ。笑
そんなだから私は母と本当の会話ができなくなってしまった。
たとえ冗談半分でも、あの時に「一緒に暮らそうか?」と言ってくれていたらまた何か違ったのかもしれない。
自分の言葉で誰かを救えるのなら冗談半分なことでも辛い思いをしている誰かに必要な言葉をかけてあげたいなと思う。相手が自分にとって大切な人なら冗談が本気になっても別にいい。